最終更新日 2025年6月10日 by michidoo
●戦いの本質を見失っているシリア内戦
シリア内戦で解決の糸口が見つからない理由は、既に戦争の目的すら戦っているとうの本人たちですから、分からなくなっているということがあります。
これが目的というわけではなく、政府というものすらもその本質が分からない戦いになっています。
テロリストは反政府というような事を言って民衆の為に戦っているという事も言いますが、その民衆をミサイルなどの盾にして、自分達の防御をするというような事をする有様ですから、もう戦いの本質すら見失っているといって良いでしょう。
これに大国の意向が強く関わってくる事になるので、もうシリアの国民の意思ではなく大国の都合によって戦争がおきてしまうという事にもなっています。
どこの国がどの政権を支持するのかという事で、戦闘が起きてしまうわけですから、こうなるともう収拾がつかないのも無理はありません。
平和な国家内でのごたこだということであれば、本来であれば、言論で戦うべきということにはなるのですが、国家の外の介入があるわけですから、言論などで何かを変えるというような事が出来るはずもなく、反対する人は武力で鎮圧するしかないという事になり、後は戦いしか方法が残されておらず、自分達の考え方が受け入れられないという事で、常に戦い続ける他ないという事になっているわけです。
ですから、これはある意味では世界の不安定さがこの地域に集約されているというように言っても良いのかもしれません。
●日本のような平和な国は珍しい
日本のように平和な国にいると世界は安定しているように感じる人も多いかもしれませんが、世界は全く安定とは程遠い世界にあって、今でも様々なところで戦いが繰り広げられているという状況にあります。
逆に言えば日本のような地域の方が珍しいというように考えても良いかもしれません。
この安定はある意味では偉大な日本の先人たちが勝ち取ったというように考えると分かり易いかもしれません。
大国が介入してくる事を退けるだけの事を日本の政府が行ってきたので、今の安心した暮らしがあるというわけです。
周囲の国々は中国や韓国、北朝鮮というびっくりするような問題がある国があるにも関わらずに、そうした国々に対して、ある程度の影響力を行使しながら、自国に攻め入らせることが出来ないようにするだけの経済力であり、武力というモノを保持しているという事があったので、こうした内戦のような事を避けることが出来ているというように考える事が出来ます。
シリア内戦は国家として、他国を排除するだけの力を持ち得なかったところに、世界の不安要素が全て此処に集約するというような事が起きたことによって生じたものだと考えれば、この国で起きていることが如何に難しい事なのかという事が分かります。 「日本ユニセフ」より一部抜粋
一つの国の中でも解決できない問題は山のようにあるのですが、それが国の外の問題も一緒になって、考え方や主義主張が違う人達が集まっている事になるわけですから、それが一つの考え方などでまとまるはずがありません。
ある事を決めれば、それはある集団には不利になり、歴史的にも受け入れられないという事になるでしょうから、それなら戦をするしかないという事になってしまいます。
ですから、シリア内戦のような事になってしまった場合に、これを解決するには圧倒的な武力で鎮圧するという事しか考えられないのかもしれません。
若しくは、もの凄い被害が出てしまって等の戦争をしている人達が、嫌になるという事を待つという事です。
●解決策がないために続いている戦闘
基本的に考え方や立場が違うわけですから、全ての集団や組織が納得するという形での合意というのはまず不可能です。
そのようなモノがあるのであれば、既に誰かが提案してその方向性で動いているでしょう。
解決案がないからこそ武力で相手を屈服させるという戦闘が続いているという事になっているわけです。
相手が言う事を聞かないという時に出来る事は人は一つしかありません。
日本人は不思議なところがあって、話し合いをすれば解決をすることが出来るというように信じている人もかなり多いと言われています。
これは島国という事があり、多民族で様々な解決できない問題に出くわすことが少なかったという事が言えるのかもしれません。
単一民族ということになると、話し合いで解決することが出来る事が多くて、戦争して武力で相手を屈服させるというよりも、話し合いの方が優れた方法だという認識をしやすい環境があったと考えられます。
ですが、この話し合い万能説は日本人の中だけでしか通用しないものだと考えた方が良いでしょう。
その為、日本人は世界の人が何故これほど激しく戦争をするのかという事が理解出来ないところがあったりするのです。
それは、相手は自分と同じと考えるところから来る考え方で、利害を共にする関係性でもあり、信頼出来るという考え方が根底にあるからなのですが、シリア内戦などで戦っている人達の間にそうした信頼関係は無いということを知っておく必要があります。
そうしないと、怒りの度合いが全く理解出来ないのです。